歯周病が進行したり治療を受けることにより
・歯肉が下がった、あるいは歯肉が痩せて歯が長く見える
・歯の被せ物と歯肉の境い目が見えてきになる
・歯茎が左右対称ではなく形が悪い
・歯と歯の間が大きくなってきている など
見た目に支障をきたすことがあります。
歯周形成手術では、こうした歯肉の見た目を手術で改善します
見た目の悪さが患者さんの精神状態に大きな影響を及ぼしているケースもあります。
また、歯肉を整えることでブラッシングがしやすくなるという効果も期待できます。
健康な歯の周りには角化歯肉という硬い歯肉があります。
それを失っていく、あるいは薄い歯肉になるとブラッシング時にチクチクした痛みが生じたり上手くブラッシングを行えません。
快適にブラッシングができない等の時には遊離歯肉移植術を行う場合があります。
局所麻酔をして、口蓋(上顎歯肉の裏側)から切除した歯肉を角化歯肉を失った部位に移植する手術です。
ただし、口蓋の歯肉が薄い人は適応できない場合もあります。興味がある方は声をかけてください。
⇧歯とインプラントの周りに白っぽい歯肉が角化歯肉です。術後(右の写真)、歯肉が増えているのがわかります。