喫煙することにより歯を失うリスクが高くなります。
喫煙者は…
・歯茎からの出血が少ないため、歯周病の発見が遅れ、気づかないうちに重症化しがちです。中には手遅れの方もいます
・舌の味覚を感じる能力が低下し、味覚が衰えます
・本人は気づかないと思いますが、歯周病になりやすく口臭が強くなりがちです
・インプラントをしても、失敗のリスクが2〜3倍高まります
・抜歯した際には傷の治りが悪くなることがあります
・たとえ換気扇の下や、ベランダで吸っても、吸っていない家族はタバコの悪影響を受けることになります
喫煙と歯の喪失は強い関係があると言われています。
日本人男性の喫煙者を対象にした調査によれば、喫煙者は非喫煙者と比べ早く、そして多くの歯を失う結果となっています。
一定数の歯を失うと…咀嚼能力の低下が認められことが多くの研究からわかり、それが80歳で20本の歯を残そうという8020運動の論拠にもなっています。
残存歯数が20本を下回ると、食品を噛むことがムズカシイと感じる人が増え、軟らかい食事に偏ったり、食品の選択行動の変化による生活習慣病やその要因ともいわれているメタリックシンドローム、栄養の偏りや食欲の低下による低栄養を招いてしまいます。
また、残存歯数と医科医療の関係性について香川県の歯科医師会が調査したところ、残存歯数が4本以下の人は、20本以上の人に比べると、年間歯科医療費が1.7倍多いことが報告されています。
このように、喫煙することで歯を失うリスクも高くなり、失う歯が増えることで噛むことも難しくなり、生活習慣病になるリスクも増えます。
おまけに年間医科医療費も増えてしまい色んなところで悪影響を及ばします。
歯や身体のためにも禁煙することをオススメします。