43歳の男性
右上の歯茎がよく出血し、腫れるとのことで来院されました。
前の歯科医院で右下の奥歯を抜歯して、これ以上歯を失いくないと希望されました。
右上の前歯に歯根の半分までに及ぶ骨吸収が認められました。
このまま治療しないと歯を失う可能性があります。そこでエムドゲインを用いた歯周組織再生療法を行うこととしました。
術後の写真です。
徹底的にデブライドメントした後にエムドゲインを塗布し縫合しました。
術後3週間では歯肉退縮が生じています。術前から骨がないため陥没している状態でした。
しかし、術後1年6ヶ月では歯肉のボリュームが得られれいます。
術前から術後経過を示したレントゲンです。
骨が再生していて安定していることがわかります。
この方は噛み合わせの問題があるため夜間にマウスピースを使用してもらっています。
炎症のコントロールと力のコントロールが重要になります。
日付: 2020年12月26日 カテゴリ:院長ブログ